介護ビジネスが必要とされる理由
介護事業は、安定したニーズと市場の拡大を見込めます。ここからは、介護ビジネスが時代から必要とされている背景を改めて掘り下げていきましょう。
広まる核家族化
少子高齢化、核家族化、晩婚化などが進んでいる現代では、一人暮らしのお年寄りが増えています。
昭和の時代には、家族は同居するのが当たり前という概念も根付いていましたが、近年では家族であろうとも一定の距離を置いて付き合いたいという考えが一般化しつつあります。
よって以前ほど親とのつながりを求めない子供世代と、そういった風潮から子供や孫との同居を期待しない親世代が増えてきたようです。
ある意味では親世代の子供に対する依存心が減った結果だといえますが、今は健康な方でも、長い人生を送っていく中で介護サービスが必要になる機会はあるでしょう。
介護サービスは、お年寄りが自立した生活を送るために欠かせない存在です。
男性の一人暮らしも増加?
介護事業では、国保連に介護請求をすると、国から介護報酬が支払われます。
サービス料金の約9割は介護報酬から支払われるので、貸し倒れも心配なく低リスクです。こういった要因も、開業を後押しするきっかけの一つとなっています。
ちなみに平均寿命は男性よりも女性の方が長いのはよく知られています。そのことから、高齢者の単独世帯を男女別に見ると、女性の一人暮らしが多いです。
しかし今後は男性のお年寄りが一人暮らしをするケースもかなり増えると予測されています。特に男性は家事が苦手な方もいますので、これまでよりも介護サービスの需要がさらに拡大するでしょう。
そういった意味で、介護サービスも時代のニーズに合わせて進化していかなければならないのかもしれません。