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職員の1日

介護職員のお仕事は、食事や入浴など、
利用者さんの日常生活をサポートすることです。

影武者としてサポート

介護の仕事というと、常につきっきりでお世話をする…というイメージがあるかもしれません。しかし、自立度が高い方に必要以上のサポートをしてしまうと、自立度の低下につながります。
よって、どうしても自分で行なうのが難しいことだけをお手伝いするというのが介護職員に求められている仕事なのです。そのため、舞台でいうと影武者のような役割をしています。
また、あからさまに手伝ってしまうと自尊心を傷つけてしまうおそれもあるので、慎重にサポートを行なわないといけません。
そのため、時には理不尽なことで怒られることもありますが、利用者さんの笑顔を見られた時は最高のやりがいを感じられるお仕事です。

杖をついた高齢者

申し送りから始まる1日

介護職員の1日は、主に申し送りから始まります。
介護職員は、基本的に交代勤務です。交代の際は申し送りを行ない、これまで起きた出来事を共有します。日によって利用者さんの体調が異なる場合があるので、申し送りをして現状を正確に把握する必要が
あるのです。
バイタルなどの情報もその時に共有されるため、メモを取りながら、みな真剣に話を聞いています。

引き継ぎが終れば、そのまま業務を引き継ぎます。朝、昼、夕、夜とそれぞれやることが決まっているので、働く時間帯が同じだと、基本的な業務も同じになります。
ただ、常勤として働く場合は勤務時間が常に固定になっているとはかぎりません。そのため、時間帯ごとの業務をすべて覚える必要があります。

利用者さんの整容や食事の支度、排泄介助や入浴介助など、やるべきことはたくさんあります。なお、業務をしながら常に介護記録への記帳を行なわないといけませんが、文字を書きながらでも利用者さんの見守りをする必要があります。
ほんの一瞬目を離しただけで、利用者さんがいきなり立ち上がったり、転倒してしまったりするおそれがあるので、常に見守りをしなければなりません。

たとえ2時間、3時間と見守りをしていたとしても、ほんの一瞬の見逃しがヒヤリ・ハットやインシデントにつながる可能性があります。
しかし介助者に余裕がなければ、質の高い介護サービスができなくなります。よって業務を楽にする方法があれば、積極的に取り入れていく必要があるのです。

まとめ

このように、介護職員は何をしている時にも見守りをしなければならない仕事です。なお、人員要件を満たしていても、急な事情で職員が欠勤する場合もあります。人手が足りなくなった時は、経営者や管理者が現場に出て、介護を手助けする時があります。
経営者や管理者は介護事務も兼務しているケースがありますので、事務作業をできるだけ効率化するソフトなどを導入しておくといいでしょう。